ダイヤ見直し？

　皆さん、こんばんは。12月も半分が過ぎました。寒さも一段と厳しくなり、冬らしさが出てきました。世間はクリスマスだ、お正月準備だと騒がしいですが、私にはあまり関係ないことです。

　さて今日はJR各社が来年春に行われるダイヤ改正の概要発表がありました。各社とも増発あり、新車投入あり、名称変更ありと波乱が起きるみたいです。それは私が住むエリアのJR九州も例外ではありませんでした。今回はその中でも私が気になったところだけを取り上げたいと思います。

※JR九州以外のダイヤ改正概要は各社ホームページを参照のこと

　今回JR九州のダイヤ改正概要は、地区ごとに分かれていて一々リンクを張るのも面倒なので、こちらのページを紹介しておきます。

　さてJR九州以外のJR他社がダイヤ改正の案内なのに対し、JR九州だけ「ダイヤを見直します」の気になる一文。

　確かに今回はダイヤ改正ではなくダイヤ見直しでした。実際リンク先から各エリアごとにプレスリリースを見ると、臨時新幹線を除けば、減便の嵐です。

　先週紹介した「はやとの風」の臨時列車化はもちろん、九州南部では特急普通問わず、減便・運行区間の短縮が目立ちます(勿論区間延長した列車もありますが)。

　しかも比較的稼げる北部九州の大分・長崎地区ですら、特急普通関係なく、区間短縮・一部臨時化・減便されるというちょっと前では考えられないような合理化がすすめられています。ただ、この事態と引き換えなのかわかりませんが、長崎地区は佐世保線早岐～佐世保に限って乗車券だけで特急みどりの自由席に乗れるようになりました。宮崎～宮崎空港の特例みたいに青春18きっぷや旅名人の九州満喫きっぷでも特急自由席に乗れるかが注目されます。

(783系特急みどり、早岐～佐世保に限って青春18きっぷや旅名人の九州満喫きっぷで乗れるか？)

　さて私がよく利用する福岡・佐賀地区ですが、ここも特急普通快速なんてお構いなしに、減便をそれなりに食らっています。

　まず特急ですが、特急きらめきの昼間運転が廃止予定のほか、特急有明に至っては平日朝の通勤時間帯1本のみにまで削減です。特急有明は往年の鹿児島本線のスターでしたが、その面影はほぼなくなることになります。

(来年3月のダイヤ改正で消滅することになった特急有明長洲行き)

　次に快速普通ですが、運行体系が変革されます。準快速の名称を取り止めて区間快速に変更するばかりか、快速区間を博多～二日市、博多～福間に絞ることになりました。

(準快速の幕も完全に見納め、2012年8月25日に撮影)

　さらにプレスにはデータイムの門司港行きを福間行き、荒木行きを久留米行きに変更するなど地域によっては普通快速の減便になりうる記述もありました。福岡都市圏だからと言って油断は禁物です。

　あと今年の大晦日で閉園するスペースワールドの最寄駅スペースワールド駅は駅名こそそのままですが、全ての快速電車が通過することになりました。

　ここまで長々と書いてしまいましたが、2018年3月のJR九州ダイヤ改正は減便・運行縮小の嵐です。見方によってはダイヤ改正という名のダイヤ改悪となる可能性があります。これほどの減便・運行縮小は主にJR北海道で見られましたが、これがJR九州でも行われるという事実に私は震えています。JR九州の鉄道の未来が心配でなりません。

　最後にですが、発表された以上、ダイヤ改正までに消えゆくものはお早めに記録しておきましょう。かく言う私もする予定ですが。

　拙い文章でしたが、最後まで読んでくださり有難うございました。

(終)