つれづれ日記

思いついたことを気ままに書いていきます。

南九州に減便の魔の手

 皆さん、こんにちは。ついに12月です。2017年も早いもので残り1ヶ月を切りました。
出雲大社で新年を迎えたことがつい昨日のことに思えます。月日の流れが歳を重ねるにつれて早く感じているブログ主です。
 さて12月に入って最初の更新記事は久々のJR九州ネタでいきたいと思います。

 
 JR九州が来春のダイヤ改正で、観光列車「はやとの風」(鹿児島中央-吉松)の定期運行中止や吉都線(吉松-都城)減便を検討していることが明らかになった1日、沿線の地域からは戸惑いの声が上がった。宮崎、鹿児島両県は同社に内容を確認するなど対応に追われた。

 はやとの風が走る肥薩線は2016年度、1キロ当たりの1日の平均通過人員を示す「輸送密度」が458人と九州最少。路線存続を危ぶむ声も出ていた。定期運行中止が正式決定になれば、乗客が一定数ある日のみの運行となる。鹿児島県の観光関係者は「肥薩線のシンボルであり、霧島方面の観光への影響が心配」と話した。

 輸送密度が肥薩線に続き少なかった吉都線計画では1日11往復から3往復減便となる。両県の沿線5市町でつくる利用促進協議会は本年度、子どもの団体客への運賃補助を始め、11月までに約1400人の利用があった。鹿児島県湧水町の担当者は「事実なら大変残念。減便は予想していたより早い」。宮崎県小林市の担当者は「高校生の部活動が終わる時間帯の列車が削減されれば支障が出る」と明かした。

 吉都線存続に向け、観光列車誘致を目指す小林市の市民団体の吉村秀昭会長(38)も「路線維持のための誘致活動だが、影響があるかもしれない」と話した。

 この日、宮崎県の河野俊嗣知事は「県民生活にどんな影響が出るかを見極めることが必要。影響が及ぶならJRに(対応を)要望する」との考えを示した。
       

 吉都線は2016年の元日旅行で利用しましたが、確かに空いていた方でした。
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(吉都線で使用されているキハ40系、2016年1月1日撮影)
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(吉松駅発車前の吉都線キハ40系車内。この時点ではガラガラだったが、都城へ向かうにつれて乗客が少しずつ増えた。2016年1月1日撮影)
 とはいえ、利用する人はいるわけですから安易に減便すると不便になって鉄道を敬遠し、鉄道離れ・利用者減少の悪循環に嵌る可能性があります。ただでさえ田舎は車社会なわけですから、貴重な客である高校生・高齢者に不便を強いるともう終わりでしょう。自治体も強気に出てほしいところです。
 あとタイトルには書かれていないのですが、しれっと特急「はやとの風」が臨時化予定なのに驚きました。
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(キハ40系を改造した観光特急「はやとの風」)
 廃止されるわけじゃないのでこちらはまだいいのですが、長い目で見て臨時化が完全廃止へのフラグとなったケースは過去にいくらでも例があります。それだけに「はやとの風」の動向から目が離せません。
 ま、全ては12月中旬に出されるダイヤ改正概要で明らかになることでしょう。それまで続報を待つことにします。
 拙い文章&画像でしたが、最後まで読んで下さり有難うございました。
(終)