こんばんは。今日はJR各社が来年3月のダイヤ改正のプレスリリースを出しました。今回はダイヤ改正概要を紹介します。なおタイトルは「ダイヤ見直し」となっていますが、誤植ではありません。その理由は後述します。
今年は鉄道会社も新型コロナウイルスに振り回されました。大幅な乗客減に伴って南海を除けばどこも赤字に転落しました。そのため、大半の鉄道会社は合理化を進めることになりました。例えばJR北海道では利用者が少ない駅はどんどん廃止され、普通・快速列車と特急列車も減便・臨時列車化が行われる見込みです。
私がよく利用しているJR九州も例外ではありません。
プレスリリースに記載の内容を要約すると
- 九州新幹線、在来線特急の運行本数の減少、区間短縮、臨時列車化
- なお、観光特急「海幸山幸」は運行日に2往復に増便する
- 都市圏における終電繰り上げ、福北ゆたか線の運行体系見直し
- 筑肥線(下山門~筑前前原)のすべての駅でホームドア設置
となります。
JR九州ダイヤ改正
— T O M O (@h_tomo0925) 2020年12月18日
九州新幹線
朝&夕方の時間帯で削減
筑後船小屋行き廃止
ソニック
昼時間帯12本を臨時
最終中津行き30分繰り上げ
かもめ
昼夕方時間帯1本廃止3本臨時
にちりん&ひゅうが
昼時間帯を中心に体系見直し
きらめき
早朝夜間削減&時間変更
早朝代替で門司港→博多快速新設
かいおう
— T O M O (@h_tomo0925) 2020年12月18日
1往復へ削減。時間変更
きりしま
2往復廃止
宮崎⇔都城・西都城廃止
有明
廃止
代替で大牟田→鳥栖快速新設。
鳥栖でかもめに接続
海幸山幸
2往復に増発。日程は別途
普通列車
深夜帯の本数区間見直し(福岡都市圏・熊本・大分・鹿児島)
筑肥線下山門~筑前前原ホームドア使用開始
在来線特急の運行体系見直しで衝撃だったのは特急「有明」の廃止です。
「有明」は国鉄時代から博多と熊本・鹿児島を結ぶ特急として君臨し続けていました。現在の「有明」は上り1本を残すだけでしたが、「有明」廃止で鹿児島本線の名門特急が1つ姿を消すことになります。
福岡都市圏では福北ゆたか線のデータイム(10時~15時)の運行体系の変更が発表されました。
福北ゆたか線運転体系見直し
— T O M O (@h_tomo0925) 2020年12月18日
昼間時間帯篠栗行き普通廃止。
昼間時間帯快速博多~篠栗各駅停車へ
折尾~直方本数削減
日中の篠栗発着便と黒崎・折尾~直方便の削減、データイムの快速の停車駅増加と、列車の集約化、悪く言えば、乗客の詰め込み化が推進されました。変わりすぎです。
とまあ、こんな感じで大荒れでした。プレスリリースで「ダイヤ改正」ではなく「ダイヤを見直します」とあったのも納得ですね。減便・廃止・合理化の嵐ですし。なんにせよ、消えゆくものはしっかり記録しておきますか。
拙い文章&画像でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
(終)