こんにちは。今日は建国記念の日です。この祝日自体、目的と成立経緯が無茶苦茶で祝う気になれませんが、おかげで明日が振替休日になったのは素直に嬉しい私です。
さて私ですが、昨日旅名人の九州満喫きっぷを使って今年3月のダイヤ改正で消えゆくものを撮影しに行ってきました。いわゆる葬式鉄というヤツですね。今回からその内容を書き連ねていきたいと思います。それでは参りましょう。
2024年2月10日
第1ランナー:2137M鹿児島本線快速(813系③③③)福間9:21→博多9:51(1分遅れ)
この日は福間からスタートです。本日のファーストランナーは813系2200番台です。
813系2200番台はドア付近の座席が撤去された編成ですが、JR九州はあろうことか車端部以外ロングシート化すると発表しました。ラッシュアワー対策は良いのですが、それ以外で利用するとき気分が萎えますね。
第2ランナー:465C福岡市地下鉄空港線普通(1000N系⑥)博多10:05→天神10:11
博多から地下鉄に乗り換えて天神へ移動します。1000N系は国鉄時代に誕生しましたが、くたびれた様子もなく新車のような輝きを見せています。置き換えが未だ信じられません。
博多からわずか6分で天神に着きました。地下鉄はやっぱり早い。
天神から西鉄天神大牟田線に乗り換えます。駅員さんにダイヤグラムを買いたい、と言った所、現在切らしていてないとのことでした。ガーン!
西鉄福岡(天神)駅は大手私鉄でよく見られる頭端式を採用しています。門司港駅もそうですが、頭端式ホームは旅の始まり感が出ていて私は好きです。
第3ランナー:列車番号不明 西鉄天神大牟田線特急(3000形②②②)
西鉄特急と言えば8000形だったのも昔の話、現在は3000形が主に担当しています。それにしてもホームドアがあると撮影しづらい…。2分遅れて発車しましたが、高架区間を爆走して久留米に着く頃には定時に戻していました。高架化事業の威力、恐るべし。
第4ランナー:列車番号不明 西鉄天神大牟田線普通(5000形④)
西鉄久留米11:02→試験場前11:06
西鉄久留米から普通電車に乗り換えます。乗車したのは9000形への置き換えが進む5000形でした。
5000形は内装外装共に一昔前の通勤型電車の雰囲気があって気に入っています。
久留米から普通電車で2駅行くと、試験場前駅です。名前に試験場前とありますが、免許試験場がある訳ではありません。昔、福岡県立工業試験場(現筑紫野市:福岡県工業技術センター)があった名残です。
しかし、肝心の工業試験場はとっくに移転したことと、聖マリア病院からの要望もあって2024年3月ダイヤ改正で聖マリア病院前駅に改称されることになりました(ソースはこちら)。確かに分かりやすさも大事ですが、駅名は歴史の証人でもあるだけに名残惜しいものです。余談ですが、この試験場前駅は私の母が弟たち(自分から見たら叔父)を連れて曾祖母宅へ遊びに行くときによく利用していたそうです。
第5ランナー:列車番号不明 西鉄天神大牟田線普通(7050形②②)
試験場前11:16→花畑11:18
試験場前から一駅戻って花畑へ。乗り放題系のきっぷはこういう贅沢な使い方ができるのが強みです。
花畑駅は久留米藩主だった有馬氏邸宅にあった花畑に由来しています。そのためか、駅名標には花畑風にしたものもあります。
花畑駅には西鉄が6050形を改造したThe Rail Kitchen Chikugoが停車していました。何でも食事を楽しめるそうで、私もいつか乗ってみたいですねえ。
第6ランナー:列車番号不明 西鉄天神大牟田線特急(3000形③③)
花畑から特急に乗って終点大牟田を目指します。やってきたのは観光電車水都でした。水都は元々8000形を改造した観光電車でしたが、8000形引退後は3000形が後継に入って現在も活躍中です。
3000形の水都は2号車に初代柳川藩主立花宗重ゆかりの文化財レプリカが展示されており、柳川の歴史を感じることができます。
花畑からわずか30分ほどで終点大牟田に到着です。
大牟田駅西口にはかつて大牟田市内を走った路面電車が展示されています。車内は喫茶店に改装されていました。
(続く)