皆様、こんばんは。年越し旅行記があまりに長すぎると、メリハリがなくなってしまいます。近いうちに終わらせる予定です。それでは参りましょう。
上郡では次の列車まで時間があるので、駅とその周辺を撮影します。
上郡駅です。NHKの連続テレビ小説『まんぷく』では太平洋戦争中に主人公夫婦の疎開先で登場していました。
上郡駅前は特に何もありません。
第24ランナー:71D智頭急行・因美線(キハ187系②)上郡7:25→鳥取8:38
上郡から智頭急行線に乗り換えます。乗車したのはキハ187系特急スーパーいなばです。ここで2回目のグリーン車・指定席の権利を使いました。キハ187系にグリーン車は連結していませんが、割と長く乗るので席を確保したいと思い、指定席を取りました。
キハ187系は老朽化したキハ181系を置き換えるべく、JR西日本が沿線自治体の支援も受けて設計・開発しました。加速性能は非常に良く、最高速度は120km/hです。ブレーキをいじれば160km/hを出せます。しかし、スピードに全振りしてデザインを安上がりに済ませた結果、トンネル前では減速を強いられるという本末転倒な問題も発生しました。コントかよ。
上述したキハ187系の問題点をギャグ(と少しのフィクション)を交えて解説した動画がありましたので置いておきますね。↓
キハ187系の車内は明るく、681系と同じような座席を採用しています。2016年に北海道でキハ281系に乗って以来の振り子式気動車でしたが、乗り心地は良かったです。着席して5分くらいは起きていましたが、夜中もずっと起きていたからか疲れと眠気が同時に私を襲いました。その結果、再び起きたのは終点鳥取の到着前でした。
慌てて私は下車準備をすることになりました。
上郡から1時間13分で鳥取に到着です。あっという間でした。これで智頭急行線も完乗しました。智頭急行線は第三セクターにもかかわらず大幅な黒字です。何せ京阪神と鳥取を結ぶスーパーはくとの存在が大正義ですし。鳥取に新幹線という話は聞きませんので、北陸新幹線開業&在来線特急はくたか廃止で赤字に転落した北越急行と違って、当分安泰でしょう。
鳥取県(米子駅とか)には自動改札機が導入されましたが、鳥取駅には自動改札機がありません。駅員さんがきっぷにスタンプを押します。
という訳で鳥取駅を撮影します。鳥取駅は非電化なのに高架駅です。非電化なのに高架な他の駅は高知、帯広くらいです。地味に貴重ですね。
こちらは鳥取駅前です。何というか…、写真から鳥取の過疎具合が伝わってきます。駅前を撮影したら、次の列車の時間が迫ってきたので駅ホームに戻りました。
その途中で砂で作った『因幡の白兎』像がありました。砂と水だけでここまで作れるとか素直にすごいです。てか、ワニ像がサメに見えるのは私だけ?
鳥取ではちょいと撮り鉄をします。キハ47形とキハ121形です。キハ121形はキハ187系同様沿線自治体の支援を受けて製作されました。しかし、デザインが…微妙です。小学生の図工の作品という評価も頷けます。
特急スーパーはくと4号(HOT7000系⑥)鳥取8:53→新大阪11:24
鳥取からスーパーはくとに乗って新大阪に戻ります。もちろんグリーン席の権利を使いました。これで3回目です。スーパーはくとに使用されるHOT7000系はデザインがかっこいいですねえ。キハ187系やキハ121形を見たら尚更そう思います。四国の2000系を振り子仕様で製品化したことですし、振り子仕様でHOT7000系を出しませんか、KATOさん?
HOT7000系は智頭急行が開発した振り子式気動車です。キハ187系の時に紹介した動画でも解説されていましたが、加速性能が良いだけでなく、設計最高速度が160km/hです。欠点がほぼない振り子式気動車でしょう。智頭急行の本気が読み取れます。
元日にもかかわらず、グリーン席はほぼ満席でした。
スーパーはくとのグリーン席は1+2列となっており、1列席はもう玉座です。フッドレストもついていました。座り心地が良かったのは言うまでもありません。おかげで郡家過ぎてから爆睡してしまいました(笑)。グリーン席窓側にはコンセントが設置されています。デジカメ、パソコン、ケータイ・スマホ程度の充電なら問題なく使えます。
鳥取から約2.5時間で新大阪に到着です。HOT7000系ありがとう!置き換えが噂されていますが、その前にもう1回乗ってみたいですね。
(続く)