皆様、こんばんは。今日は2月29日です。今年はうるう年なので2月が29日まであるわけです。個人的にはうるう年の2月は損した気分になりますが、物珍しさがあるのでまんざら悪い気になれないのも本音です。
一般にうるう年は4年に一度やってくるものと解釈されています。その理由ですが、1年は本当は365.25日なので4年経つと丸1日誤差が出るので、4年に一度2月を29日まで設けることで1日の誤差を埋める…と説明されています。私もこの説明を最近まで信じていました。
しかし、これは厳密に言えば誤りがあったのです。誤りというよりむしろ暦の変更があったのですが。1年を365.25日としてうるう年を4年に一度とした暦はユリウス暦と呼ばれるものです。この暦にはある欠点がありました。実は1年は365.25日より若干短く、約128年で1日の誤差が生じてしまいます。そこで制定されたのがグレゴリオ暦でした。
グレゴリオ暦はユリウス暦と基本同じですが、100で割り切れる年かつ400で割り切れなければ平年、100で割り切れる年かつ400で割り切れる年をうるう年としたことです。
#うるう年
— 🐟アザラシ引越センター🐟 (@9move9) 2020年2月28日
⏳うるう年の計算方法⏳
オリンピックと同じく、4年に1度と
思われがちなうるう年ですが、完全に
4年に1度ではありません。
【 正確な計算法 】
・西暦が4で割り切れる
・4で割り切れても、
100で割り切れる場合は除く
・100で割り切れても400で割り
切れる場合はうるう年 pic.twitter.com/iqdMfVcATU
グレゴリオ暦のうるう年の具体例を挙げるなら、関ヶ原合戦があった1600年は100と400で割り切れるのでうるう年、2100年は100で割り切れるが400で割り切れないので平年ということです。2000年がうるう年だった(2000年は100でも400でも割り切れる)のは記憶に新しい所ですね。
というわけでグレゴリオ暦制定後はうるう年が400年に97回となりました。これによってグレゴリオ暦は誤差が約3221年に1日となりました。次に誤差が出るのは相当先ですね。
(参考記事↓)
400年に97回ある貴重な日に思いを寄せるのも一興ですね。暦一つを例にとっても自然科学と世界史の深さを感じることができますし。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
(終)