つれづれ日記

思いついたことを気ままに書いていきます。

2600系の運行開始日が決定も…

 皆様、こんばんは。前回の更新から2週間経ち、秋分の日も過ぎてすっかり秋になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 さて以前私も記事にしましたが、四国のほぼ全域で活躍している2000系気動車を置き換えるために新型気動車2600系が製造され、順次2000系を置き換えるとJR四国から公式発表がありました。そんな2600系に関する新しいニュースが飛び込んできましたので記事にしてみました。。

 JR四国の新型2600系ディーゼルカーが、2017年12月2日に特急「うずしお」の列車として営業運転を開始します。

高徳線を1日3往復

 JR四国は2017年9月25日(月)、新型車両である2600系特急形ディーゼルカーの営業運転を12月2日(土)から始めると発表しました。
 2600系は、高徳線の特急「うずしお」に投入されます。該当する列車は次のとおりです。
●下り(高松→徳島)
・「うずしお」9号、15号、21号
●上り(徳島→高松)
・「うずしお」14号、20号、26号
 なお、車両の検査などにより、N2000系や2000系ディーゼルカーが使われる場合があります。また、12月2日(土)には、出発式が開催される予定です。
(乗り物ニュース編集部、2017.09.25)

 流し読みするだけだと、「ついに2600系が2000系・N2000系の置き換え開始!」なんですが、よりによってなぜ高徳線に投入するのでしょうか?四国の看板特急がバンバン走っている予讃線土讃線ではないのか?
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(土讃線の看板特急南風号。1989年にデビューした振り子式2000系を使用し、岡山と高知を結んで活躍している)
 その答えはやはりJR四国の公式プレスにありました。
以下公式プレスの「3.その他」の内容を抜粋します。

 車体傾斜に空気バネ方式※1 を採用した2600 系については、これまで走行試験を実施してきました。走行試験の結果、連続する曲線が多い土讃線において、2600 系は空気バネの制御に多くの空気を消費するため、空気容量の確保に課題があことが分かりました。
 今後新製する特急気動車は、2600 系をベースとし、車体傾斜にこれまで実績のある振子方式※2 を採用します。
※1 空気バネ方式:車体荷重を支える空気バネの高さを制御して、車体を傾斜させる方式
※2 振子方式:曲線での超過遠心力を利用して車体を傾斜させる方式
(重要な所は太字赤色にしました)

 振子方式は2000年代前半まで一世を風靡しましたが、2000年代後半以降はN700系キハ261系、8600系、もうすぐデビューのE353系がコストやメンテナンスといった面から空気バネ式の採用が多くなってきました。
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(空気バネ式を採用した8600系。電化区間から2000系を追い出すことに成功した。)
 この流れから誰もが振子式は廃れて空気バネ式が主流になると思っていました。それだけに、空気容量不足で土讃線に振子式気動車が生き残ることになるとは思いもしませんでした。これで日本から振子式気動車が消えることは当分なさそうです。何が起こるか分からないとはよく言ったものです。
 とはいえ、2000系が置き換えられるのは時間の問題ですから、猶予が与えられた今のうちに2000系を撮り納めておくのは重要でしょう。まだ数年あると思っていたらあっという間にその時が来たなんてのはザラです。
 拙い画像と文章でしたが、最後まで読んで下さり有難うございました。
(終)