こんばんは。今日は母の日で、世界中で母親に感謝の意を伝える日です。皆様はいかがでしょうか。
さて今日も鉄道ネタですが、今回は割と真面目な話です。それでは参りましょう。
【独自】JR九州が鉄道運賃値上げ検討 1996年以来、年内にも申請 人件費や設備投資の原資に https://t.co/CkZYRMvwRo #西日本新聞
— 西日本新聞me (@nishinippon_dsg) 2024年5月12日
第二次安倍晋三政権以降、政府が無策に推進してきた円安などによってあらゆる物価が値上げされていますが、とうとう鉄道も運賃値上げですか…。
今のJR九州は完全上場を果たした株式会社ですので、運賃値上げを検討するのはごく自然なことです。しかし、会社など勤務先に交通費を出してもらえる人は無問題ですが、そうでない区間や鉄道利用せざるを得ない学生・高齢者にとっては死活問題です。地方の鉄道離れがますます進み、ローカル線の利用者減につながることでしょう。
ところで自民党は国鉄分割民営化の際、「ローカル線は無くなりません」「運賃も高くなりません」と分割民営化に伴う懸念事項に対し、問題ないという広告を打ちました。しかし、実際はどうでしょうか。分割民営化から10年経たずに並行在来線の切り捨てができる特例を設けたり、1996年には三島会社が運賃を値上げ、極めつけは2010年代に入ってJR各社がローカル線の廃止を進めています。広告の約束ごとを守れていない時点で、民営化は失敗したとしか言えません。
政治というものは我々の生活に大きく関係しています。政治に無関心だったり、無能無策な政治家を選び続けるとこういう形でしっぺ返しを食らう訳です。ちゃんと政治に関心を持ってまともな政治家を選ぶことは地味ですが、大事なんですね~。
今日はこれでお開きとします。拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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