つれづれ日記

思いついたことを気ままに書いていきます。

185系乗車レポ(2014/8/24・25)

 皆さん、こんにちは。さて今回は前回の予告通り、117系の兄弟形式とでも呼ぶべき185系電車についての乗車レポ・車両所感を書いていきます。
 なお、185系の説明は以下の動画(以前紹介したものと違う)に譲ります。こっちの方も説明が割と面白い上に要点が押さえられているので。
上の動画を要約すると、老朽車両の置き換えとして、また普通列車から特急列車まで幅広く使えるように117系パクリ参考にして設計・製造された、というところでしょうか。この動画を見るまで117系185系が兄弟形式だということは全然知りませんでした。でも、写真を並べてみれば素人目でも何か似ていると感じるのではないでしょうか。
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(広セキ117系C104編成。2014年3月26日下関駅で撮影。)
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(185系2014年3月26日大垣駅で撮影。)
意外と似ていますね。特にライト周りなんかはよく似ています。それでは185系の乗車レポ(2014/8/24・25)を始めます。
今回乗車したのは9350M臨時快速「ムーンライトながら」大垣~東京です。
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夜の大垣駅にぬ~と現れました。フラッシュを焚かなかったせいで幕が白く写ってしまいました。これでは山陽の某支社みたいだ。
臨時快速「ムーンライトながら」は2013年12月から車両を183・189系から185系に変更しています。イメージ 3
185系は登場時は白地に緑の斜めストライプ塗装でしたが、20世紀末あたりから湘南ブロック色とでも呼ぶべき塗装に変更されています。
もっとも今後185系はデビュー当時の塗装に戻すそうですが。
ちなみに185系は動画でも説明があったように客室窓が開閉可能になっています。この点だけでも185系は他の特急型電車とは異色の存在です。
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車内の様子です。185系は冒頭の動画にもあったように登場時は117系と同じ転換クロスシートでした。しかし、1999年~2002年頃にリニューアル工事が施工され座席はリクライニングシートに交換されました。
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一部写真がブレていますが、どうかお許しください。
185系の特色としてあげられるのはドアが大型のものであるということです。
元はと言えば普通列車としての運用も考慮されていた点を考えると納得です。
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185系の座席です。相変わらずブレ写真ですがご了承ください。
テーブル付きのフリーストック式リクライニング座席になっています。これは簡易リクライニング式の座席よりはいいのですが、それでも特急として使うにはやや見劣りします。JR特急の座席が昔に比べてグレードアップされたというのもありますけど。
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ちなみに今回乗った車両はモハ184-219、すなわち電動車でした。
おかげでデッキ付近では豪快なモーター音を聞けました。おや?左の方になんかボタンがありますね。何でしょうか?
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ちょっとぼやけていますが、「手動」「自動」ボタンでした。
185系のデッキ扉は手動と自動の切り替えができるようです。
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洗面台も紹介しておきます。このような洗面台は189系485系にもあったので国鉄特急電車では共通設備なのでしょう。お湯と水、両方出るのは有り難いものです。
 185系は臨時快速「ムーンライトながら」だけでなく、定期列車では東海道本線のライナー列車や特急「踊り子」「(スワロー)あかぎ」(新宿発着のみ)のほかJR東日本の臨時列車で活躍しています。登場から既に30年経った185系を未だに特急で使い続けるJR東日本はある意味すごいですね。(185系の兄弟形式である117系JR東海では既に引退、JR西日本でも当初の舞台だった新快速からは撤退している。)
  185系は今後も難なく走り続けると思われましたが、余剰となった車両(グリーン車:サロや付随車:サハ)から廃車され始め、今年に入ってから編成単位での廃車も発生しておりいつまでも安泰というわけではなさそうです。マメに記録を取っておく必要がありますね…。
 で、私の185系に対する所感ですがリクライニング機構があるので快速(臨時含む)とか普通で運用される分には良い車両だと思います。ただ、既に述べたように特急として使うのは少々見劣りしますね。これも117系と共通設計したためでしょうけど。アコモはせいぜい急行レベルでしょうか。それでも普通から特急まで使える汎用性を持つ185系JR東日本にとって助かる存在かも知れません(小銭を稼いでくれるライナー列車に使えるのは有り難い)。このため185系消えてしまうのは当分先と思われますが、油断はできませんね。

今日も読んで下さり、本当に有難うございました。
(終)