つれづれ日記

思いついたことを気ままに書いていきます。

ドミニオニズム

 いつも個人的な旅行&鉄道ネタを
中心に取り上げている当サイトですが、今日は少し
真面目なネタをあげておきます。
 
 
クリス・ヘッジズの新著は、ドミニオニズム(支配主義)運動と呼ばれる比較的新しいキリスト教右派を取り上げています。選挙における絶大な力を通して共和党に大きな影響力をふるうこの運動は、アメリカにキリスト教国家を打ち立て、絶対権力を握ることを目指しています。彼らがのし上がってきた背景は1920年代から30 年代にかけてのイタリアやドイツのファシズム草創期に酷似していると、ヘッジズは警告します。
(中略;詳細は上記リンクを参照してください)
 
ドミニオニズムは宗教運動としてよりも、ファシズム運動としてとらえるべきだとヘッジズは主張します。共和党=企業権益や保守層と、権威主義的な服従を要求するキリスト教右派の結びつきは、ファシズムに典型的な野合であり、ワイマール共和国で労働者や中産階級の没落を利用してファシストが台頭したのとおなじように、グローバリゼーションの進展で困窮に追いやられる労働者や中産階級の不満と怒りを、宗教的な救済でからめ取り、彼らの絶望を食い物にして絶対支配を打ちたてようとするのだと。…(以下省略)
(ニューヨークの独立放送局Democracy Now !より部分抜粋&引用)
(翻訳・字幕: 小田原琳 鴇田花子 全体監修 中野真紀子)


   こ、これは背筋が寒くなるような話ですね。
自由と民主主義の国と言われるアメリカ合衆国でも
このような右派の活動があったとは・・・。
もっともこの内容が放送されたのは2007年2月19日と
かなり前のことで、今はどうなっているかは不明ですが。
 番組内容の評価はさておき、これは他人事では
ないようですね。
 ヨーロッパでもネオナチ(ドイツ)のようなファシズムの台頭が
つい最近(と言っても90年代ですが)有りました。
ノルウェーでは2011年に右翼系の爆弾テロが起こりましたし。
 翻ってわが国でもファシスト台頭の要因(格差など)
いくらでも転がっています。
そういえば、1930年代の日本でも国家神道&軍部が台頭して
最終的には日本型全体主義体制が完成しましたっけ。
 まあ何がともあれ、ファシズム勢力には
気をつけなければいけませんね。(若造が何を言うか!)
くわばら、くわばら…。
(最後に、拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました。)